著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

壇蜜、吉岡里帆ら所属事務所を失い戸惑うタレント…変革期に入った芸能界の気になる今後

公開日: 更新日:

 他方、俳優は多種多彩な事務所が揃っている。吉岡が移籍した「フラーム」は戸田恵梨香ら女優専科の事務所。昨年6月、俳優を兼ねて社長に就任した小栗旬の「トライストーン」は綾野剛田中圭木村文乃ら人気と実力を兼ね備えた俳優が在籍。阿部サダヲ所属の「大人計画」は演出家の松尾スズキが劇団を主宰しながら俳優のマネジメントもサポートしている。

 最近、注目度を増しているのがスターダストだ。ホリプロと肩を並べる大手だが、お笑いには目を向けず俳優部門に軸足を置き若手俳優を育てている。映画では山崎賢人の活躍が目覚ましいが、ドラマでも来年の大河「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」の主演を務める横浜流星に続き、再来年の大河「豊臣兄弟!」も同じ“スターダスト”の仲野太賀に決定。来年度前期の朝ドラ「あんぱん」のヒロイン・今田美桜の相手役、漫画家のやなせたかしに北村匠海の起用も発表された。ひと昔前なら「NHKと事務所の癒着」という声も出ただろうが、忖度のうるさい時代。揶揄する声は聞かれない。

 映画やドラマも俳優の所属事務所を注視して見るのも一興だ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末