“噛みつき芸人”粗品が「27時間テレビ」で評価一変…風向きを変えた「巧みさ」「したたかさ」
番組では宮迫との舌戦をいさめた明石家さんま(69)を呼び捨てにしたり、西川のりお(73)や嘉門タツオ(65)らを、「老害」と言い放つなど、やりたい放題。放送中は粗品の名前がたびたびXのトレンドワードに上がった。前出のバラエティー関係者はこう話す。
「今回、随所でとがった発言を見せつけた粗品は、批判されるどころか株を上げています。『我が家』の坪倉由幸もラジオ番組で、粗品のことを『前からすごいなと思ってたけど、改めてちょっと抜けてるなっていう感じ。天才だなと思うけど』と絶賛しています」
先輩芸人やユーチューバーへの“噛みつき芸”がなにかと物議を醸す粗品だが、「やっぱりあいつは凄い」と風向きが変わったというのだ。お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「もともと粗品さんは『M-1』と『R-1』を制した超実力派芸人であり、同世代の芸人の中でも群を抜いた才能を持っています。世間では彼の毒舌キャラの部分ばかりが注目されがちですが、今回の『FNS27時間テレビ』で全体の進行役を任されていましたし、スタッフや共演者からは絶大な信頼を得ています。本当の実力が評価されるのはまだまだこれからでしょう」