EXILE・TETSUYAが指南 パリ五輪新種目ブレイキンの楽しみ方 「“即興でバトル”が醍醐味」
DJの選曲には懐かしい曲も
──ブレイキンはDJの存在も大きい。
「DJが五輪のドアタマに何をかけるのか、選曲はめちゃくちゃ楽しみです。このプレーが世界の基準になりますから。世界中の幅広い年齢層にクールだと思ってもらうには、懐かしい曲も入るはずなので、中高年の人が懐かしいと思う曲もかなりあるんじゃないでしょうか。僕としては、RUN DMCとか80年代の王道の曲をかけて欲しいと思ったり、開会式に登場したレディー・ガガの曲をリミックスするとか、DJもテクニックを駆使して楽しませてくれると思います」
──ブレイキンはDJの音楽に即興でダンスを披露する競技だ。
「“振り付け”じゃなくて、“即興でバトル”をするのが一番の醍醐味ですね。即興だけに、一瞬のダンスに曲をどれだけ聴いて踊りこなしてきたかが表れます。曲を知っていればテクニックのハメどころを待てるので、見せ場を考えた構成ができるのです」
──バトルはどこが見どころなのか。
「先攻のテクニックをマネてあおったり、バトルならではの駆け引き、さらに曲もリンクさせ、自分の得意技も入れる。そんな中で本人たちもビックリするような凄いダンスが生まれる瞬間があります。そういう大舞台で自分の持ち味以上のパフォーマンスを見せることができる一流選手ばかりが集まっていますから、何が出るか楽しみです」
──最後に五輪ブレイキンについて一言。
「日本の選手がメダルに近いところにいるので期待値は大きいですし、東京五輪でスケボーが新種目になったときのあのワクワク感で楽しんでみていただけたらと思います」
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