新技「オカ」「シンノスケ」で目指すレジェンド超え…体操・岡慎之助がパリ五輪4個目メダル
【パリ五輪】男子体操種目別
体操男子個人総合金の岡慎之助(20)が新たなメダルを手にした。
日本時間5日、種目別決勝4種目が行われ、平行棒で銅メダル、鉄棒で金を獲得。個人総合、団体総合に続く三冠で、1大会4個以上のメダルは、1984年ロサンゼルス大会で5個の具志堅幸司以来40年ぶりの快挙だ。
今大会3度目の金メダリスト会見に臨んだ岡は「ミスなくやり切れたことが、この金メダルにつながっている。もっと強くなり、航平さんのように常に勝ち続けられる選手になりたい」と、12年ロンドン、16年リオで個人総合連覇の内村を目標に掲げた。
初出場の五輪で王者に上り詰めた岡が次に狙うのは、世界で初めて実施する技に自身の名を冠することだろう。
技に名前が付くのは各種目のスペシャリストが一般的。個人総合を主戦場とするオールラウンダー選手は全6種目全てを均等にこなす必要があるため、特定の種目が際立っているケースは少ない。新技に取り組む選手は稀で、「世界一美しい」と定評があった内村ですら「ウチムラ」がないまま引退した。