EXILE・TETSUYAが指南 パリ五輪新種目ブレイキンの楽しみ方 「“即興でバトル”が醍醐味」
9日からパリ五輪で新種目の「ブレイキン」が始まる。スケボー、BMXに続くストリートカルチャー発競技だが、初回だけに見方がわからないというのも正直なところ。そこで、文部科学省認可のダンス映像教材を制作する、EXILEパフォーマーのTETSUYA氏にダンスバトルの楽しみ方を聞いた。
──パリ五輪の新種目をどう受け止めているのか。
「ダンスの中でオリンピック種目になるとしたら1番はブレイキンじゃないかなと思ったことがありまして。10年ほど前、ブラジルのブレイカー(ブレイキンのダンサー)を見たときのインパクトが凄すぎて、もし彼みたいなブレイカーが各国に1人ずついたら五輪競技になるだろうなと考えていました」
──わかりやすいとは?
「大技などのスキル、エントリーからフットワーク、大ワザ、ポーズを見せるフリーズと体操選手とはまた違った、ストリートカルチャーの“凄さ”を感じるはずです。またこれをきっかけにブレイキンやストリートダンスのバックグラウンドを知っていただけると、より楽しくなると思います」
──参考になるおすすめ作品は?
「82年にHIPHOPカルチャーを映画にした『WILD STYLE』、2004年にロスのダウンタウンのストリートダンスバトルを描いた『ユー・ガット・サーブド』、05年にロスのダウンタウンで生きる若者の憤りを“クランプ”というダンスに昇華するまでを描いた『RIZE』などはストリートダンスの誕生した背景とバトルの楽しさもわかると思います。僕も若い頃はクラブのフロアでダンスバトルして、夢を持って今に至りますが、ダンスが夢の道だという意味でも見ていただきたいですね」