著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

ジャニー喜多川性加害騒動から1年…「当事者の会」が解散してもまだ決着がついたわけではない

公開日: 更新日:

 故・ジャニー喜多川氏の性加害を認めて、藤島ジュリー景子氏と東山紀之井ノ原快彦の3人が謝罪会見して1年。「当事者の会」の平本淳也元代表と石丸志門副代表は7日付で会の解散を発表した。まだ補償も救済も受け入れずにいる「対象外」の被害者については随時、対処していくという。

 振り返れば、当時は業界内でもこの話で持ち切りだった。開口一番出てくるのは「ジャニーズはどうなるのだろう」の言葉だったが、心配よりも対岸の火事のように他人事だった。元ジャニーズ社員はやはり気になっていたのか、会って話をした。改めて話の一部を紹介する。

「マネジャー見習時代、帰りが遅くなると合宿所としていた部屋に泊まったけど、先輩から“部屋の隅っこで寝たほうがいいよ”と言われた(笑)。自然に意味することはわかったが割り切っていた。でも、ジャニーさんは怒ることもなく、よくしてくれた。給料が手渡しの時代。たまに忘れていても、“給料日ですが”と言うと、ポケットから無造作に現金を取り出し渡してくれた。感謝の気持ちは今も忘れていない」

 事務所と当事者の話し合いについては不安も指摘していた。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動