K-POPライブ供給過多のシワ寄せ…赤字イベント増える日本でプロモーターが稼ぎたがるワケ

公開日: 更新日:

 この秋、都内近郊の1万人以下の中規模ホールがK-POPイベントで埋め尽くされているという。

「いつもなら候補日を3日押さえて、1日決定、2日はバラしていたのですが、K-POPイベントが3日間とも開催されるので、どこも年内までいっぱいで順番が回ってこない。おかげで日本のアイドルたちがイベントを開催できず困っています」(プロモーター)

 先週もIVEが東京ドームでツアーの最終日を迎え話題になったが、ドームやアリーナレベルではないK-POPグループも続々来日イベントを行っている。K-POPアイドルが大増殖しても、日本のファンが一気に増えることはないし、タレントが増えるとファンも分散してしまう。

「だから日本もさすがにK-POP飽和状態で、イベントを開催しても半分も入らず、物販も売れず、赤字イベントが増えています」(広告代理店)

 そこまでしてなぜ韓国のプロモーターは日本で稼ぎたがるのか。韓国芸能界に詳しいローバー美々氏がこう言う。

「韓国の中小のプロモーターが大手事務所の成功を耳にして、日本に過剰に期待しすぎてギャップが生じています。実際は韓国と同じく、K-POPアーティストも飽和状態。すでに優勝劣敗がはっきりしていて、新規参入したところで勝ち目がないとアドバイスをしても聞き入れず、夢見がちなプロモーターたちが失敗を繰り返しています」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  2. 2

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  3. 3

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  4. 4

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  1. 6

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  2. 7

    永野芽郁“二股不倫”疑惑でCM動画削除が加速…聞こえてきたスポンサー関係者の冷静すぎる「本音」

  3. 8

    佐々木朗希が患う「インピンジメント症候群」とは? 専門家は手術の可能性にまで言及

  4. 9

    綾瀬はるかは棚ぼた? 永野芽郁“失脚”でCM美女たちのポスト女王争奪戦が勃発

  5. 10

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり