B'z、中森明菜、米津玄師が有力候補…“隠し玉”に頼るしかないNHK紅白歌合戦の崖っぷち
昨年は平均世帯視聴率が第1部29.0%と初めて30%を割り込む
別のマスコミ関係者からは「明菜さんと香取慎吾さんがふたり揃って出たとしたら、凄い。盛り上がると思いますよ」との声がある。
視聴率低迷が続く紅白は昨年、平均世帯視聴率が第1部29.0%と初めて30%を割り込み、史上最低と報じられた。「目玉ナシ」とされる今年もその二の舞い、さらにはワースト更新との予測まで出ているなか、「サプライズ」を後出しすることによって視聴者の関心を集めることができるだろうか。芸能リポーターの小柳美江さんはこう言う。
「中森明菜さんが出場となれば10年ぶり。2014年のときもサプライズで、現場で取材をしている私たち取材陣は生の声を聞くことができるかも知れないと期待したものです。蓋を開けてみればニューヨークからの中継でしたけど、今年は往年のヒット曲をジャズバージョンで歌い、夏にはファンクラブ限定のディナーショーを開催。チケット完売で変わらぬ人気ぶりを示している明菜さん出場となったら目玉になりますね」
THE ALFEEにイルカ、南こうせつら、中高年世代にお馴染みの顔ぶれも出場する。さらにNHKパリ五輪でテーマソングも担当したこともあり、出場を待望する声が多いというYOASOBIも出るとなれば、勢いがつくかも知れない。
一方で、SNSでは《隠し玉とか余興とかいらないよ。良い歌を邪魔してる要素が多すぎて、せっかくの名曲が色あせる》との声に多くの賛同が寄せられている。視聴率至上主義に走るあまり、受信料を支払っている視聴者を二の次にしているとの批判も少なくない。NHKの策に注目だが、それが視聴者に受け入れられるかどうかは、また別の話のようだ。
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