問われる「新語・流行語大賞」の存在意義 省略語『ふてほど』受賞は「説得力に欠ける」と識者が指摘

公開日: 更新日:

「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が2日、都内で発表され、ドラマ「不適切にもほどがある」(TBS系)を略した「ふてほど」が年間大賞を受賞した。

 トップ10には「裏金問題」「界隈」「初老ジャパン」「新紙幣」「50-50」「Bling-Bang-Bang-Born」「ホワイト案件」「名言が残せなかった」「もうええでしょう」が選ばれ、選考委員の辛酸なめ子氏(50)は「お金がらみの世知辛い言葉が多い。大谷翔平のウラには多額の不正送金をしていた水原一平氏の存在がある」とコメントした。

【写真】この記事の関連写真を見る(11枚)

 大賞の「ふてほど」はギャラクシー賞ほか、今年のドラマ界隈の賞を総なめ状態。選考委員のやくみつる氏(65)は「コンプラ上、使えなくなっている流行語もあったので、逆説的に親和性がある。流行語大賞を問うてくれる言葉として『ふてほど』を選んだ」と大賞理由について語った。主演の阿部サダヲ(54)は「“ふてほど”って自分たちでは言ったことないんですけど、ドラマ全体が評価されたと思ってうれしい」と受賞の感想を述べた。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  2. 2

    大山悠輔逃し赤っ恥の巨人にOB評論家《良かった》 FA争奪戦まず1敗も…フラれたからこその大幸運

  3. 3

    パワハラ騒動で楽天退団 安楽智大の去就どうなる? 兄貴分・田中将大の自由契約で話題沸騰中

  4. 4

    過去最低視聴率は免れそうだが…NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

  5. 5

    田中将大獲得に及び腰なのは《復活うんぬん以前の問題》…“外野”がフォローするほど現場との温度差浮き彫り

  1. 6

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 7

    巨人が“大山資金”で怒濤の上積み…FA石川柊太争奪戦で5球団「3年6億円」横一線の均衡破る

  3. 8

    《次の朝ドラの方が楽しみ》朝ドラ「あんぱん」の豪華キャストで「おむすび」ますます苦境に…

  4. 9

    フジテレビ『ザ・ノンフィクション』で注目された50代男性の裏話と結婚できる中高年の境界線 

  5. 10

    石破政権を直撃!岩屋毅外相につきまとう「100万円」疑惑…米国発カジノ汚職で再燃