豊作だった秋ドラマ!「続編」を期待したい6作 「ザ・トラベルナース」はドクターXに続く看板になる
この秋はドラマが豊作で、「ぜひ続編を!」という声が多い。筆頭は「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)だろうか。今作がそもそも2年前の続編なのだが、医者並みの医療知識を持ちながら無駄にプライドが高い那須田歩(岡田将生)と、人たらしのベテラン九鬼静(中井貴一)の看護師コンビの掛け合いはいよいよ快調、世帯視聴率もトップだ。
「脚本の中園ミホも制作スタッフも、完結宣言した『ドクターX~外科医・大門未知子』のチームで、テレ朝としては後継シリーズという位置づけです。来年以降も秋クールの看板ドラマにしていくのでしょう」(テレビ情報誌編集デスク)
そのナレーションを担当している遠藤憲一は「民王R」(テレ朝系)の主演だが、こちらは世帯視聴率2.6%(第5話)と打ち切り寸前。総理大臣が国民と入れ替わるコメディーで、9年ぶりの復活も、ゴールデン帯進出が裏目に出て、今回で終了とみられている。ヒットと大コケ。遠藤にはなんとも皮肉なことになった。
女性が主人公のドラマも続編の期待が大きい。昭和初期の町を舞台に、貧乏探偵(鈴鹿央士)とウソを聞き分ける能力を持った助手(松本穂香)が、奇妙な事件を解決する「嘘解きレトリック」(フジテレビ系)は、ほんわかコンビとレトロ感が人気だ。原作の同名漫画は全50話もあり、まだまだ続編を作れそう。