歌手・平川美香さん「おばあに晴れ着姿を見せようと」…いとこの「HY」と一緒の成人式エピソード

公開日: 更新日:

平川美香さん(歌手/40歳)

 芸人さながらのキャラで歌唱力もある平川美香さんは、紅白歌合戦に出場する「HY」のキーボード&ボーカルの仲宗根泉、ドラムスの名嘉俊とはいとこ同士。秘蔵写真は3人の成人式のスナップ。当時は仲宗根泉とユニットを組んでいたという。

  ◇  ◇  ◇

 3人とも同級生で、お母さん同士が姉妹なんです。成人式の日に着物を着た後で「おばあに見せに行こうねえ」と話していたので、写真は祖母の家の駐車場。

 俊は小学校までは近所に住んでいたし、泉もすぐ近所で子供の頃からすごく仲よし。みんな親が共働きだから、夜はそれぞれのきょうだい含めてすぐ近くのおばあの家に集まって過ごしたし、お互いの家もしょっちゅう行き来して。夏休みの旅行は家族合同で行って、いつでも一緒でしたから、いとこというよりもっと近い存在。沖縄はいとこ同士の仲がいいけど、地元の友だちにさえ「いとこ同士ってそんなに仲よくないよ」と驚かれていましたから(笑)。

 とくに泉とは中学では部活も同じバスケット部だったから行き帰りも一緒。私はキャプテンで泉はマネジャーを務めていて、私は6時半からの朝練にいつも付き合わせてシュートのスコアをメモしてもらっていたんです。泉は毎朝眠い目をこすりながら頑張ってくれました。昔からすごくやさしくて。

 女子って誰かひとりを決めて1カ月間とか無視することってあるじゃないですか。私がバスケ部の中である日から無視され始めた時、泉が「みんな何やってるの!」とクラスメートに怒り、私を守ってくれたんですよ。それでみんなも私を無視しなくなって。

■泉とは中学時代から「first」というユニットを組んでいた

 音楽室で泉がピアノを弾いて私が歌う練習は小学生のときからやっていました。中学生では「first」というユニットを組み、泉が作って私が歌った曲を録音したカセットをお祭りで手売りしたり、ライブもしたり。「2人で歌手をめざそう」と話していたけど、高校が別々になり、私はバスケに夢中になっていったから時間がとれなくなったんです。泉は音楽一本と決めていたので「練習して合わせよう」と言ってきても、私はバスケが忙しくて。泉はその時期は苦しかったと思います。のちにHYとなるバンドにピアノで入り、バンドで演奏する楽しみや可能性を知ったんでしょうね。それでfirstは解散。

 もし私がバスケを辞めていたら2人組のユニットでデビューしたのかもしれませんが、私だけ歌って、泉は後ろでピアノを弾くスタイル。ところがHYでは打って変わって泉の歌う姿がすごく輝いていたので、私は「泉にとってはこれでよかったんだ」と痛感しました。

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