「THE SECOND」で結成18年目の“ダークホース“ツートライブが優勝した理由
ネタは「脱法ジビエ」「包丁一の料理人」「イニシャルのゴシップトーク」の3本。どれも時折“イキリ芸”を見せる周平魂のトークにたかのりが突っ込むスタイル。劇場ではウケても、M─1などではなかなか結果が出なかったが、毎月、単独ライブを重ね、地道にネタを磨き続けた。「いろんなスタイルをやってきたが、(自分たちが考える)バカなことに焦点を絞って18年間やり続けた。それを評価してもらえたことがうれしい」(周平魂)と語った。
お笑い評論家のラリー遠田氏はこう話す。
「ネタ時間4分で勢いや瞬発力が求められる100メートル短距離走のような『M─1』より、いわば長距離走である6分のこの大会の方が、彼らの持ち味が出せたと思います。お客さんの反応も見ながらできて、劇場や寄席で見せるのと近い漫才のスタイルだと思いますね」
下馬評では、金属バット、マシンガンズ、ザ・ぼんちら、漫才巧者に注目が集まっていたが、関東では全く無名のダークホースが見事、セカンドチャンスをものにした。
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