「欲求抑え切れず」は何だった? 高畑裕太釈放で残る疑問
ホテルで女性従業員を暴行したとして強姦致傷容疑で逮捕されていた俳優の高畑裕太(22)。大騒ぎの結果は示談成立で不起訴だが、分からないことばかりだ。
これまで「歯ブラシを自分の部屋に持ってきてほしい」と女性従業員を呼びつけ、手首をつかんで無理やり部屋に連れ込み乱暴したとされたが、高畑の弁護人は釈放された9日、「高畑裕太さんの方では合意があるものと思っていた可能性が高く……電話で『部屋に歯ブラシを持ってきて』と呼びつけていきなり引きずり込んだ、などという事実はなかったと考えております」というコメントを発表した。何らかの行為があったことは変わらないにせよ、強姦ではなかったということだ。
前橋市のホテルで高畑の隣室に宿泊したスタッフの話として、「争うといった物音はまったくしなかった」というテレビ関係者の情報は日刊ゲンダイ本紙にも寄せられている。高畑は前橋署の玄関で「このたびは皆さまに多大なるご迷惑をお掛けしてしまい、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪し頭を下げたが、容疑が事実じゃないと思っているのならば、なぜ謝罪するのか。警察の調べに対し、容疑を認め、「女性を見て欲求を抑え切れなかった」などと供述したと伝えられていたのは何だったのか。どちらが事実なのか。