太田光が松本人志「文春5億円訴訟」に持論展開も…芸能界ハラスメント調査から見える闇

公開日: 更新日:

《そうだよね。今さら感がぬぐえない》《太田さんの言う通りで、売らんがなための週刊誌に乗る必要ないよ》といった意見が出た一方、《事実であれば犯罪でしょ。何年経ったって。ようやく今、勇気を出して告発したんだよ》《仮に自分や自分の子どもが性被害にあったらずっと忘れない。何年経っても。こてんぱんにやっけたい》などと反論する声も。

■ハラスメントを「相談しなかった」との回答の方が「相談した」よりも多い

 太田が何を論拠に「犯罪者として告発しているわけではない」「立ち直れないほどの打撃を与えているわけじゃない」と断言し、「週刊文春の意向」と「彼女たちの本音」、「みんなが話しているテーマがずれている」と考えているのかは分からない。

 ただ、記事を読む限り、女性らが訴えていたのは、自身に起きた経験を踏まえ、芸能界で長年見過ごされてきた「悪しき慣習」を止めさせたいという思いではないのだろうか。それは松本だけではなく、芸能界そのものに自浄作用を求めているのだ。

 実際、一般社団法人「日本芸能従事者協会」が俳優やモデル、美術・音楽家、映画製作スタッフら文化芸術分野で働く人たちを対象にアンケート調査した「文化芸術メディア・芸能従事者ハラスメント実態調査アンケート2022」からは、今の芸能界が抱える闇がよく分かる。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    体操界は飲酒喫煙「常態化」の衝撃…かつてスポンサー企業もブチギレていた!

  2. 2

    オリンピアンの大甘同情論に透ける「特権意識」…血税注ぎ込まれているだけに厳罰必至の当然

  3. 3

    「重圧は言い訳にならない」とバッサリ、体操界レジェンド池谷幸雄氏が語る「エース不在」の影響

  4. 4

    大谷はシーズン後半戦、三冠王へまっしぐら ドジャース投壊がむしろ追い風になる理由

  5. 5

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  1. 6

    巨人選手を軒並み“チキン”にしたのは誰の仕業? 阿部監督ついに激怒「チャンスなのに悲壮感」

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    大谷の「左翼守備」前倒しに現実味…ドジャース投壊で「DH問題」は輪をかけて深刻に

  4. 9

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  5. 10

    美川憲一「もういいわ」和田アキ子「ありえない」…切り捨てた重鎮に見捨てられたNHK紅白の末路