50代の足のむくみ、ひと晩で取れないなら「下肢静脈瘤」のサイン

公開日: 更新日:

 普段から、心臓の薬を飲んでいる老親がいたら特に注意したい。
 前立腺がんなどでリンパ節を取る手術をした場合にも、ひどい手足のむくみが起こりやすい。

■最悪は足の皮膚に穴が

 50歳以上で最も多いのは、「下肢静脈瘤」によるむくみだ。

「足の静脈の病気で、心臓に向かう血液を逆流させないための“弁”が壊れることで起こります。血液が逆流すると、血管に血液がたまり、足がむくむ、だるい、火照る、痛む、血管がボコボコと浮き出るなどの初期症状が表れます」(保坂院長)

 原因は「長時間の立ち仕事や座り仕事による血流不全」「加齢による血管の脆弱(ぜいじゃく)化」「遺伝」「肥満脂質異常」「妊娠・出産」など。女性に圧倒的に多い。すぐに命に関わる病気ではないが、放っておくと湿疹や皮膚の硬化、色素沈着などを起こす。最悪は潰瘍で足に穴が開くことも。悪化したら手術しかない。

■予防には“貧乏ゆすり”

 発症しやすいのは加齢で血管が弱くなる40~50歳代。ただし、予防法がないわけではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  2. 2

    中日1位・高橋宏斗 白米敷き詰めた2リットルタッパー弁当

  3. 3

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  4. 4

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  5. 5

    眞子さん渡米から4年目で小室圭さんと“電撃里帰り”濃厚? 弟・悠仁さまの成年式出席で懸念されること

  1. 6

    悠仁さま「学校選抜型推薦」合格発表は早ければ12月に…本命は東大か筑波大か、それとも?

  2. 7

    【独占告白】火野正平さんと不倫同棲6年 元祖バラドル小鹿みきさんが振り返る「11股伝説と女ったらしの極意」

  3. 8

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  4. 9

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  5. 10

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議