今さら聞けない 「睡眠時無呼吸症候群」知っておきたいこと

公開日: 更新日:

■どういう検査?

 確実に調べるには、睡眠時無呼吸症候群を数多く診ている医療機関で、睡眠中の脳波や呼吸などを測定する睡眠ポリソムノグラフィー検査を受けるべきだ。

「血中酸素濃度などで調べる簡易検査は、専門医が診れば睡眠時無呼吸症候群かどうかが分かる場合もありますが、それでも絶対ではありません。ましてや、睡眠を専門としない医師が診た場合、問題なしや要経過観察という判断が正しいかどうかは疑問です」

■治療は?

 機械から空気を送り込まれる専用マスクをつけて寝るCPAP療法がまず行われる。
 ここに、肥満の人はダイエットも加わる。扁桃が肥大化している、鼻が曲がっているといったはっきりした原因がある人は、それらを改善する手術も有効だ。

「ただし、CPAP療法は明らかに日中の体が楽になるが、睡眠中にマスクを付け続けるのは苦しいという患者さんもいます。そういう場合は、数週間つけて数週間休む、漢方薬などほかの治療法も併用するなど、患者さんに応じた方法を考えます」

 いずれにしろ、専門医のもとでの治療が肝心だ。睡眠時無呼吸症候群の患者数は600万人。20人に1人が該当するともいわれている。今回の事故は、決して他人事として考えてはいけない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末