布巾に菌13万個…普通の行動が「食中毒リスク」を上げる
■手洗いは最低でも30秒
衛生管理の世界基準「HACCP」のコーディネーターである若宮寿子氏(料理研究家)は、手洗い法を次のように指導する。
「水や湯では菌は落ちません。ハンドソープをよく泡立て、手のひらのシワ、指先、爪、指の間、親指や手首などの洗い残しやすい場所を意識しながら、最低でも30秒はかけて洗いましょう」
“ノータッチ手洗い”も心掛けたい。
「できるだけ汚れた場所を触らない手洗いです。タオルには菌や汚れが付いている可能性があるので、キッチンペーパーなど使い捨てのもので手を拭きます。手洗い用のせっけんも、直接せっけんやボトルを触らなくてよい自動で泡が出るタイプのものを使うと衛生的です。手洗い後は、キッチンペーパーなどを使って蛇口の栓を閉めるといいです」(若宮氏)
自分で実践するのはもちろん、妻や子供にも徹底させよう。