【ジンジャーエール】妊娠中のつわりや関節炎の痛みを緩和し消化を助けてくれる
ジンジャーエールは、18世紀のイギリスでショウガを使った飲料として誕生しました。当時は、寒冷な気候の中で身体を温める目的でショウガが使用されていましたが、やがて炭酸飲料としても利用されるようになったそうです。
19世紀後半には、アイルランド出身の薬剤師トーマス・ジョセフ・カントレルがアルコールを含むジンジャービールを発展させ、ジンジャーエールの原型を作ったとされています。その後、20世紀初頭にカナダドライ社が砂糖控えめの「ドライジンジャーエール」を開発し、北米を中心に広まったのです。
そんなジンジャーエールの健康効果については、原材料のショウガに含まれる成分によると考えられています。例えば、含まれているジンゲロールとショウガオールには、胃腸の働きをサポートし、吐き気を軽減する効果があることが確認されています。
研究によると、これらの成分は妊娠中のつわりや化学療法による吐き気の緩和に有効とされています。特に、ジンゲロールが胃腸の筋肉をリラックスさせることで、消化を助けることが示唆されています。また、ジンゲロールには、血管を拡張して冷えを改善する働きもあるので、夕食で生姜を食べると寝付きやすくなる効果が期待されます。