40代は認めたがらないが…初めての老眼対策「基本のキ」
老眼鏡は100円ショップでも売られているが、既製品は乱視対応がなく、両目の度数が同じだから、左右で視力が違う人には向かない。
一方、どうしても「老眼を認めたくない」というガンコ者は、老眼を緩和する方法もある。名古屋市にある「ほんべ眼科」院長の本部千博医師の近著「自分で目をよくする本」(ワニブックス)によると、老眼は加齢のせいばかりでなく、血流不足などが原因で起こるケースもあるという。予防のため、目の周囲にあるツボを“イタ気持ちいい”程度に押したり、頚椎のストレッチをしたりするのが効果的だ。
改めて本部院長に聞いた。
「パソコンやスマホなど近くのものばかりを見ていると目の毛様体筋が凝り固まるので、外を歩くときは100メートルほど先を見るつもりで歩くといい。<モグラたたき>や<エアホッケー>といったゲームも、目のトレーニングになります」
老眼の目安のひとつは「30センチ先の本がしっかり読めない」こと。早めの対策が肝心だ。