市販の「歯磨き剤」には危ない化学合成物質がテンコ盛り
「他にも、市販の歯磨き剤にはいくつも化学合成物質が含まれています。保存料の『パラベン』は細菌やカビなどの増殖を抑制するための防腐剤で、口内の細胞に対して毒性がある可能性も指摘されている。酸化防止剤の『EDTA』(エチレンジアミン四酢酸)は皮膚障害、香味料の『サッカリンNa』は発がん性の疑いを持たれています。いずれも、表示指定成分の表記が義務付けられていたものです」(渡辺氏)
市販の歯磨き剤には、それだけ危ない化学合成物質がたくさん配合されているのだ。
「口の中は粘膜で、皮膚よりも体内吸収率が高い。市販の歯磨き剤を使って毎日歯磨きをしている人は、発がん性や皮膚障害が指摘されている化学合成物質をせっせと吸収し、体内に蓄積し続けていることになります」(都内の歯科医)
歯垢を除去するなら、一般に流通している歯磨き剤は使わずに、20~30分ほど丁寧に歯と歯茎の境目をブラッシングすればいい。それが難しいようなら、合成界面活性剤や保存料といった化学合成物質が含まれていない歯磨き剤を使うようにしたい。
「歯磨き剤を使わずにブラッシングを続けていると、歯が黒ずんでくる場合があります。そんな時は、合成界面活性剤や保存料は含まれていない『石けん歯磨き剤』を使うといいでしょう」(渡辺氏)
ブラッシング時間をそうそう確保できない人にもおすすめだ。