2つの最新対策法に注目 もう「ドライアイ」で悩まない
もうひとつは、「E-Eye(イーアイ)」治療。こちらはフランス発で、2014年に登場したばかり。フラッシュを照射してマイボーム腺を刺激し、油脂の分泌を促進させる。
「色素が濃いところに反応しやすいので、目の周りに毛が生えていると痛みを伴うことがあります。事前に毛を剃ります」
新しい治療法のため、「LIPIFLOW治療と比べてどちらがよりベターか」はまだハッキリしていない。ただ、「マイボーム腺の出口の詰まりが原因ならLIPIFLOW治療、マイボーム腺が一部萎縮しているならE-Eyeが適していると思う」と戸田院長は言う。
どちらも副作用は報告されておらず、ほかの治療が妨げられたり、何らかの病気のリスクが上がる可能性はほとんどないとのこと。これら2つの治療で、「ドライアイのつらさが軽減した」と話す人は多い。
しかし、日常的な対策も怠ってはいけない。
「毎日のケアとして、アイシャンプーというまぶたの専用洗浄剤で目の周りを洗い、まぶたを温めてマイボーム腺の詰まりを防止するようにしてください」