東貴博さん(46)アナフィラキシーショック
後にランチを食べた店で聞いてみると、入っていたフルーツは桃。フレッシュな桃でもなく、桃の缶詰をほんの少し口にしただけ。なのに、ある日突然ひどい症状が出たんです。1週間ほどの投薬で治まったのですが、「たかがあれだけなのに」と本当に驚きました。
アレルギー検査は既に発症しているものとそうでないものがあり、苦手なものが大きく反応するわけではなく、あくまで指針でしかないということも初めて知りました。
■「バラ科の果物」には体が反応
以来、桃を食べたいと思わないのは当然ですが、ビワ、イチゴ、リンゴを見ても食べたくなくなった。昔は、ビワなんて大好きだったのに……。聞くとすべてバラ科の果物でした。無意識でも体が勝手に判断するんですから、人間の体って面白いですね。今はほとんどのお店で「何かアレルギーはありますか?」って聞いてくれますから、問題はあまりないですね。
子供の頃から病気で休んだことはなく、すこぶる健康。たばこは30歳すぎにやめました。僕が18歳の時、親父(東八郎)を52歳で亡くしているので、気になりだしたんです。みんな「やっぱりたばこはやめられない」って言いたいだけなんですよ。「たばこやめると太るんですよね」って言われるのが嫌で毎日走り、たばこをやめてから10キロ痩せました。