米国医師会が発表 「LED街灯は体に悪い」の波紋
「激増するLED街灯が、国民の健康に影響を与えている」
米国医師会の発表に、波紋が広がっています。
全米の自治体では、省エネと予算削減のために街灯をLED電球に次々と付け替えています。米国医師会は、その“色温度”を3000ケルビン以下にするように推奨。色温度は高くなればなるほど青色が増し、見た目にはより白く見えるといいます。
では、青が強いLED電球にはどんな問題があるのでしょうか? まず、LEDの強烈な光が網膜を傷つけ、人やクルマなどの対象物をかえって見にくくしてしまうそうです。
次に、青色の波長が人間の体内のメラトニンの生成を妨げ、睡眠障害をもたらし、体内時計を狂わせてしまう。LEDライトは白熱灯に比べ、メラトニン生成を妨げる度合いが5倍にものぼると報告されています。
ちなみに、白熱灯は2400ケルビンで黄色や赤の波長が多く、それ以前に街灯に使われていたロウソクは1800ケルビンで、青色の波長はほとんど見られないとのこと。