理想は自然死 飲まず、食わず、悔いず 眠るように

公開日: 更新日:

石飛幸三さん(特別養護老人ホーム・芦花ホーム常勤医)

「苦しみたくないから最期は“ピンピンコロリ”がいい」――。こう言う人がいます。

 寝たきりで家族に迷惑をかけたくない、という気持ちからでしょうが、私は賛成できません。

「ピンピンコロリ」は突然死です。大切な人に別れの言葉を残さず、心の準備をさせないまま去っていくのは無責任です。残された妻や子供が父親の遺体にしがみつき、泣き叫ぶ姿を幾度となく見てきた私には、とても身勝手に感じます。

 ならば、がんはどうでしょう?

「死ぬのはがんに限る」と言う医師もいます。がんはおおよその余命が予測できます。「死ぬまでにやっておきたいことに費やす時間が持てる」という意味では、悪くはありません。しかし、転移する恐怖やがんの痛みを考えると、全面的に賛成はできません。

 駆け出しの医師だった頃、苦しみながら亡くなった胃がんの患者さんを見ました。そのため、がんで死ぬのはどうかと思います。

 私が言いたいのは、「自然にまかせたら人は穏やかに死ねる」ということ。逆に言えば、下手な延命は苦しみを招きます。そのことを皆さんに知っておいてもらいたいのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場