著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

出生率ワースト3入り 中央線沿線は子づくりには不向き?

公開日: 更新日:

 東京都からは、羽村市が7位にランクインしています。

 またベスト10には入っていませんが、東村山市(1.47)、武蔵村山市(1.45)、あきる野市(1・44)など、西東京の埼玉県寄りの自治体の多くが、比較的高い数字を示しています。
 
 これらの自治体は、東京都の中では「いなか者」扱いを受けてきました。しかし少なくとも、出産や子育てに関しては、都心よりも恵まれた環境です。

 ワースト10に目を移すと、すべて東京都の自治体で占められています。ワースト1の豊島区は、近年「豊島区消滅説」がささやかれるなど、人口の将来推計に不安を抱えています。都内(23区)に限れば、江戸川区(1.35)、葛飾区(1.31)、足立区(1.30)など下町エリアの出生率が少しマシな傾向が見られます。しかし新宿区、中野区、杉並区(高円寺から西荻窪)、武蔵野市(吉祥寺、武蔵境)といった中央線沿線の出生率は1を下回っています。三鷹市(1.04)、小金井市(1.12)、国分寺市(1.07)、国立市(1・13)は、辛うじて1を超えていますが、五十歩百歩です。中央線沿線は子づくり・子育てに不向きなのかもしれません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった