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永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

肝臓がんの手術件数 トップは負担が少ないラジオ波焼灼法

公開日: 更新日:

 手術数の合計は新規患者数とほぼ等しい数字になっています。しかし、単純に「患者全員が手術を受ける」と結論づけるのは早計です。肝臓は他からの転移も多いのです(転移性肝臓がん)。「肺がん」「胃がん」「大腸がん」「乳がん」などから転移してきます。転移がんも、可能ならできる限り手術を行います。

 一方、新規患者数は原発肝臓がんの患者です。原発性肝臓がんは再発しやすいため、2回以上の手術を受ける患者も少なからずいます。転移・再発がんの手術件数までは分かりませんが、公表されている数は、それらを含めたものです。ですから逆に、発見時にはすでに手遅れで、手術を受けられない人も大勢いるわけです。

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