寝ると左右に流れる人は要注意 “カエル腹”に潜む重大病

公開日: 更新日:

 腹水とは、腹腔へ過剰に水がたまる症状を言う。内臓は腹膜という袋に包まれており、腹腔とは内臓と腹膜の間のすき間を指す。そこには常時20~50ミリリットルの水がたまっているが、病気になるとそれが過剰になる。

 よく言われるのはがんだ。進行すると、お腹にがん細胞が散らばるように広がり、がん性腹膜炎を起こすことがある。

「消化器系や婦人科系の末期がんに多く見られる症状です。がん性腹膜炎になると、お腹の臓器と臓器の間に腹水がたまります」(高山院長)

 お腹がぽっこり出て息苦しくなり、胃が圧迫されて食欲が落ちることもある。

「しかし、腹水がたまるのはがんに限りません。むしろ、田中さんのような肝硬変のケースも多いのです」

 肝硬変とはお酒の飲み過ぎやウイルス感染などにより、肝臓に慢性肝炎が起こり、肝臓の組織が硬くなって肝機能が失われる病気。肝硬変になると肝臓でつくられ、血液中の物質移動や体液濃度の調整をするアルブミンが減少。血管から水分が流れ出て腹水がたまりやすくなる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  2. 2

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  3. 3

    「ホラッチョ!」「嘘つき!」とヤジられ言葉に詰まり、警察に通報…立花孝志はミルクティーが手放せず

  4. 4

    下半身醜聞・小林夢果の「剛毛すぎる強心臓」…渦中にいながら師匠譲りの強メンタルで上位浮上

  5. 5

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  1. 6

    フジテレビの資金繰りに黄信号…9割超もの広告スポンサー離脱、CM再開も見通し立たず

  2. 7

    “勝ち組”は中澤、辻、藤本…「モーニング娘。」たちの明暗

  3. 8

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  4. 9

    備蓄米放出でもコメ高騰は抑えられない!「コシヒカリ」応札集中確実…得をするのは自民の“大票田”のみ【上位10品目リスト付き】

  5. 10

    悠仁さま「人々の幸せを願い」成年会見で高まる将来への期待…愛子さまの“国民と苦楽を共に”との比較も