【高脂血症治療】市場規模3500億円は糖尿病治療薬とほぼ同じ
2位のゼチーア錠は、食物からのコレステロールの吸収を抑えるクスリ。スタチンとゼチーア錠を組み合わせることで、より効果的に高脂血症を改善することができます。
4位にランクインしたロトリガ粒状カプセルは、2013年に登場した「EPA・DHA製剤」と呼ばれる新機軸の治療薬。EPA・DHAはイワシなどの青魚やエゴマ油、アマニ油などに含まれる不飽和脂肪酸。血液中の中性脂肪を下げるほか、動脈硬化を防ぎ、血管の柔軟性を保つなどの働きがあることが知られています。実際、EPAやDHAを含んだ健康食品が多数販売されています。しかしそれを、健康保険が利く医薬品として作り上げたところが画期的。売り上げは発売からわずか3年間で220億円に達しており、今後さらに伸びる余地がありそうです。