【総合感冒薬】処方薬はわずか9種類 抗生物質も含まれず
PL配合顆粒には、解熱鎮痛作用のあるサリチルアミドとアセトアミノフェンが入っています。また鼻水やくしゃみを抑える抗ヒスタミン剤と、それによる眠気を抑えるためのカフェインが配合されています。ジェネリックはすべて同じ成分でできています。ペレックス配合顆粒は、抗ヒスタミン剤の種類が違うだけで、他の成分はすべて同じです。
市販の風邪薬にも、同じような成分が入っています。しかし、市販薬のほうが、より多くの種類の薬効成分を含んでいます。
処方薬には、風邪薬としての必要最小限の薬剤しか入っていません。症状や体質に合わせて「医者の匙加減」で、別のクスリと一緒に処方できるようにするためです。しかし、市販薬に匙加減はありませんから、いろいろなことを想定して、成分の種類を増やしているというわけです。