著者のコラム一覧
永田宏前長浜バイオ大学コンピュータバイオサイエンス学科教授

筑波大理工学研究科修士課程修了。オリンパス光学工業、KDDI研究所、タケダライフサイエンスリサーチセンター客員研究員、鈴鹿医療科学大学医用工学部教授を歴任。オープンデータを利用して、医療介護政策の分析や、医療資源の分布等に関する研究、国民の消費動向からみた健康と疾病予防の解析などを行っている。「血液型 で分かるなりやすい病気なりにくい病気」など著書多数。

【睡眠剤・抗不安剤】20代の処方量は10代の3倍以上

公開日: 更新日:

■60代から睡眠剤が急増

 女性でもほぼ同様の動きですが、全年齢で男性よりも処方量がかなり多めです。女性は男性の2倍ほど、うつ病にかかりやすいことが知られています。実際、精神的な理由から大学を休む女子は少なくありません。

 20代、30代では妊娠、出産、育児などが原因で、うつ病や睡眠障害になってしまう女性もいます。働く女性が、仕事や対人関係のストレスから、精神的な不調に陥ってしまうこともあります。そして40代後半からは更年期障害。女性の一生は不安や不眠との闘いなのかもしれません。

 60代に入ると男女とも睡眠剤の処方がどんどん増えていきます。老人性の睡眠障害が増えるからです。とくに寝付きが悪い人には、睡眠導入剤が処方されます。また70歳を越える頃から、認知症患者が出始めます。認知症患者にも、抗不安剤や睡眠剤が処方されます。認知症そのものを治療する効果はありませんが、認知症に伴うさまざまな問題行動を改善する効果があるためです。

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