FPに聞いた がん保険は何歳でどんな保障を選ぶのが正解か

公開日: 更新日:

「サラリーマンの健康保険がんでも心筋梗塞でも医療費は3割負担です。仮に100万円の治療を受けても30万円で済む。高額療養費制度を使うと、ごく一般的な収入のサラリーマンなら自己負担額は月に9万円弱ですし、4カ月目からはさらに減額されて4万円ちょっとに。では、がんで手術して10日間、入院したとしましょう。当然、がん保険から手術給付金、入院給付金がもらえます。でも、30歳でがん保険に加入して60歳でがんになった場合、支払った保険料分、元が取れるとは思えません」

 先進医療の特約も「月々100円で入れる保障なんてものすごく確率が低いという裏返しです」とひと言でバッサリ。

「私はがん保険は単なるお金の問題だと思う。入っているからならないわけじゃないし、入ってない人は治らないわけでもない。少なくともがん罹患率が低い40歳前は全く入る必要がない。がん家系の人は別ですけど。私だったら、保険料分を貯金に回すか、どんな病気でもカネが出る保険を選びますよ」(荻原博子氏)

 しっかり考えることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した