特に認知機能がキープできたら、治療と生活を両立する上でも、生活の質を高める上でも重要でしょう。
非小細胞肺がんの場合、オプジーボで腫瘍が半分に縮小する確率は5人に1人ほどですが、従来の抗がん剤より効き目が長く、全身の転移がんが消えて3年以上元気に暮らしているケースも報告されています。「転移↓余命告知」は、過去のものになる可能性を秘めているのです。
免疫チェックポイント阻害剤の開発はどんどん進んでいます。今後の課題は、効き目がある人の掘り起こしと国民皆保険制度に直結する超高額な医療費の問題でしょう。