骨の手術5回目 神野美伽さんリスフラン関節症との闘い語る

公開日: 更新日:

 手術は全身麻酔で4時間かかりました。結局、骨移植はせずに骨髄液を採って足の骨に注入し、ボルトで固定するだけで済みました。それでも、痛い。麻酔が切れてから一番痛んだのは、太い注射器で骨髄液を取り出した腰でした。

 手術後は高熱が出て体が震え、1週間ほど微熱が残りましたが、手術翌日から足を下げ、立ち、一歩踏み出す……赤ちゃんのようなリハビリを始めました。手術が終わってからは両足を上げて横になっているから、その両足を下げるだけで痛いんです。最初、地面に足をちょっと着けただけで、「痛い!」と跳び上がりそうでした。

 それでも、3日後には歩行器でソロリソロリ歩けるようになり、1月6日の退院時は両松葉杖で歩きました。

 ただ、両足の指は全指の一本一本に包帯を巻いてガチッと固めていたので、ドラえもんの足のような状態。歩いていたといっても、足は踵しか地面に着けられませんでした。

 3月には、約1カ月間、大阪新歌舞伎座で開場60周年記念特別企画が控えていました。予定通り復帰できるのか、口では「大丈夫ですよ」と言いながら、どの程度、自分の体が動くようになるのかイメージできませんでした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に