骨の手術5回目 神野美伽さんリスフラン関節症との闘い語る

公開日: 更新日:

 ところが、そうではないことに今回、理学療法士さんたちとリハビリに取り組んで気付きました。「重心をもっと後ろにして、腹圧を使って声を出す方法にトライしてみませんか」と指導していただいたんです。そして、腹筋を固く絞るんじゃなくて、お腹を膨らませながら声を出す。実践してみたところ、そのほうが足への負担が少なく、喉も疲れず、声の響きも豊かに変わってきたんです。

 ステージへの復帰は予定通りにいきました。長期公演の最初の1週間はあちこち痛くなって大変でしたが毎晩、公演後、宿泊先に理学療法士さんに来ていただいて、夜10時半ぐらいまで2時間リハビリをお手伝いしていただきました。おかげで無事に公演を乗り切ることができ、自信がつきました。

 今も週2、3回リハビリ施設に通い、自分でも毎日取り組んでいます。リスフラン関節の骨はまだキチンとくっついてはいません。でも、リハビリを積み重ねてきて、体全体が明らかに変わりました。長年抱えていた膝の痛みはゼロに近く、股関節は柔らかくなり、肩甲骨や首の痛みも改善。ケガの功名で、体全体が良くなってきたんです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に