【糖尿病】フレーバーウオーターで血糖コントロールが悪化
熱中症対策で飲むなら、水かカフェインなしのお茶。カフェインは利尿作用があるため、カフェイン入りのお茶を積極的に飲んでも、どんどん水分が尿として出ていくこととなり、体の中に水分を保つことにはならず、熱中症対策としては効果が薄い場合もある。
この猛暑の中、屋外での運動は自殺行為に等しい。糖尿病対策のためにウオーキングなどを日課としていた人も、「今はお休み」となるだろう。それ自体は悪くないが、活動量が減ることを補う対策が必要だ。
「涼しい屋内でストレッチやスクワットなどを行う。それが無理なら食事内容で調整する。スタミナをつけなくてはと高カロリー、高コレステロールの食事を取り、血糖コントロールが急激に悪くなる人がいます。ぜひとも気を付けてほしい」
「口当たりがいいから」「水分も取れるから」とスイカや桃など、果物の摂取量が夏に増える人も。果糖は血糖値上昇につながるので、これも避けなければならない。
最後に、糖尿病の人が熱中症で病院に運ばれた時に忘れてはいけないことを紹介しよう。
「本人かご家族が医師に糖尿病であると伝えてください。熱中症の治療で点滴を打つのですが、かなりの糖が入っています。熱中症は良くなったけど血糖コントロールが悪くなることが往々にしてあります。医師が糖尿病患者と知っていれば、糖の量を減らした点滴になるでしょう」