使い始め3カ月以内にできやすい「痛み止め」「解熱剤」潰瘍

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 さすがに12月ともなると朝晩の冷え込みが厳しくなってきます。それとともに関節や神経の痛みを訴える人が増えてきます。

 寒いと痛みを感じるのは、低温では交感神経の働きが活発になって血管が収縮し虚血状態になり、発痛物質の蓄積が起こり、知覚神経が過敏になるからだといわれています。特にお年寄りは加齢とともに副交感神経の働きが弱くなり、交感神経優位が若い人以上に強くなるため、痛みをより強く感じるようです。

 そのため、12月に入ると、腫れや痛み、熱を下げる作用のある非ステロイド性消炎鎮痛剤(NSAIDs)を使う人が増えてきます。そのせいで、胃の内視鏡検査をすると、NSAIDs潰瘍が多く見られます。

 NSAIDsとはアスピリンやロキソニンといった発熱や痛みに対する薬で、腰痛や膝痛、頭痛風邪症状や生理痛など、さまざまな医療機関で処方されているポピュラーな薬です。飲み薬だけでなく湿布薬としても人気で、最近はスイッチOTC医薬品として、薬局やドラッグストアで購入可能なものもあります。

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