著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

陰部に薬疹が…「固定薬疹」の特徴は?ヘルペスとの違い

公開日: 更新日:

 発疹は水ぶくれが破れてびらんとなりますが、原因の薬をやめてステロイド外用薬を塗っておけば治癒します。治った後は少し紫色がかった色素沈着が残ります。再発を繰り返していると、色素沈着も強く、発疹の数も範囲も拡大する傾向がありますので、固定薬疹を起こした薬は二度と使わないことが大切です。

 原因となる成分を含む薬は患者さんによって異なり、市販薬でも処方薬でもさまざまな薬で起こります。一般的には「総合感冒薬(風邪薬)」「解熱鎮痛薬」「抗生剤(抗菌薬)」などの頓服薬が多いようです。

 例えば、▼「アリルイソプロピルアセチル尿素」(バファリン、ノーシン、ロキソニン、アダム、セデスなど)▼「エテンザミド」(ノーシン、セデス、ドキシン、ナロンエース、セピーゴールドなど)▼「アセトアミノフェン」(バファリン、イブ、パブロン、ルル、コンタックなど)▼「ミノマイシン」(テトラサイクリン系抗菌薬)▼「クラビット」(ニューキノロン系抗菌薬)、などです。

 市販薬にはさまざまな成分が配合されています。原因成分を特定するには皮膚科で検査を受けるといいでしょう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」