介護の現場でも新型コロナによる混乱と深刻な状況が続いている
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現在、特別養護老人ホームやデイサービス(通所介護)などの介護現場をはじめ、ケアマネジャーや居宅サービスの利用者にも感染が広がっています。
感染による自宅待機、濃厚接触など感染の疑いがある利用者(家族を含む)への対応にも苦慮しています。利用者の食事や排泄、身体の清潔など日常生活を維持し、命と健康を守るために、ホームヘルパーの訪問は最後の砦というべきであるにも関わらず、事業所への行政のバックアップはあまりに貧弱と言わざるをえません。
厚生労働省は3月6日、事務連絡『社会福祉施設等における感染拡大防止のための留意点について』で「訪問介護事業所等における対応」を示しました。そこでは感染が疑われる者や濃厚接触が疑われる利用者に(保健所と相談した上で)サービスを提供する場合、感染防止策を徹底することが挙げられています。しかし、訪問系サービスは、医療職が常時配置されている施設サービスと介護を行う環境・条件が決定的に異なります。しかし、事務連絡では、ホームヘルパーが単独で介護する訪問系サービスに特化した配慮がなされていません。