<8>カラオケ、ライブハウスのクラスターに惑わされない

公開日: 更新日:

■感染経路の検証が先

 そもそも普段の生活で他人の口や目や鼻に向かって飛沫を飛ばす人はまずいないし、仮におしゃべりしたり、歌ったりすることで感染が起きたとしたら、より多くの人に感染場所となる口や鼻や目に強い免疫応答が生じて赤く腫れたり、熱を持ったり、こわばりが出るなどの異変が起こるはずだ。第一、それが本当なら、マスクが常態化する以前の2月、3月にはより多くの人が感染していたろう。

「科学的に考えてこの中で最もリスクが高いのは接触感染だと考えます。ただ、よく感染リスクの高い手で口や目や鼻を触るのが危ない、人は知らず知らずのうちにこうした場所を触るので、マスクがそれを予防する、などという話を聞きますが、本当でしょうか。幼い子供は別ですが、危ないと知って意識すればこういう場所を触ることはないでしょうし、感染しやすく重症化リスクのある中高齢者はなおさらです。実は、接触感染とは飛んだ飛沫やエアロゾルが落下して食べ物や飲み物、口にするお皿やコップなどに付着・蓄積したものを口にする『媒介物感染』のことなのに、それを理解している人が意外に少ないのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    菊川怜の元夫は会社が業績悪化、株価低迷で離婚とダブルで手痛い状況に…資産は400億円もない?

  2. 2

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  3. 3

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  4. 4

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  5. 5

    斎藤元彦知事ヤバい体質また露呈! SNS戦略めぐる公選法違反「釈明の墓穴」…PR会社タダ働きでも消えない買収疑惑

  1. 6

    渡辺裕之さんにふりかかった「老年性うつ」の正体…死因への影響が報じられる

  2. 7

    水卜ちゃんも神田愛花も、小室瑛莉子も…情報番組MC女子アナ次々ダウンの複雑事情

  3. 8

    《小久保、阿部は納得できるのか》DeNA三浦監督の初受賞で球界最高栄誉「正力賞」に疑問噴出

  4. 9

    菊川怜は資産400億円経営者と7年で離婚…女優が成功者の「トロフィーワイフ」を演じきれない理由 夫婦問題評論家が解説

  5. 10

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”