キャバクラ、スナック…横に座って話すのが一番危険!
「ただし、同じ隣の席でも見知らぬ人で話をしていなければPCR検査が陰性だったことがわかっています。また、カウンター越しに料理を作っていた従業員は感染せず、カウンターの外で配膳をしていた従業員は感染したそうです」
つまり、発症者とは手に届きそうな距離にいて横でしゃべっている場合はリスクが高くなる。
食事中、お箸の共有はNG。大皿から料理を取るのもいけない。飛沫に含まれる大量のウイルスが付着してそれが口から侵入するからだ。
感染症は浴びるウイルス量により感染リスクが異なる。それを知るにはウイルスを吐き出す量と浴びる時間を知ることが大切だ。
富岳のシミュレーションによると、会話で1分間に約900個の飛沫、エアロゾル(直径が5マイクロメートル以下)が飛び、歌を歌うと1分間に約2500個の飛沫が飛ぶ。一方、強いせきを2回すると、合計で3万個ほどが飛ぶという。
「時間で言うと20分程度の会話で、せき1回と同じ程度の飛沫量が発生。歌っているときは会話と比較して数倍が、より遠くまで飛び、およそ5分歌うとせき1回分の飛沫が飛散することも富岳のシミュレーションで明らかになっています」