年末の定番「ドイツ語での第九」飛沫感染リスクは大丈夫?
弘邦医院の林雅之院長が言う。
「カラオケ店での感染が多いことから歌は危険と考えがちですが、問題はマイクの共用や飛沫が付着した飲食物を口にするとか、換気の悪い部屋で密になるからであって、歌そのものではないかもしれません。一部合唱団で感染者が出たのも休憩中の飲食が原因の可能性もある。検証結果から歌う人が2メートル近く離れていれば飛沫感染の恐れは少ないし、破裂音の多い曲でなく、換気がしっかりできていればエアロゾル対策にもなり、歌による感染リスクは下げられるはずです」
全日本合唱連盟は11月に新たなガイドラインを示すという。今年の年末も第九は聞けそうだ。