人前で文字がうまく書けない…そんな手の「ふるえ」は治る
しかし前述の通り、ふるえが適切な治療に結びついていない人は珍しくない。
「ふるえを『病気』と思わず、病院に行かない人が少なくない。特に本態性振戦は家族性のものが多く、『家族もふるえがあるから(病気ではない)』と考えてしまいがちです」(望月教授=以下同)
前述したようにふるえにはさまざまな原因がある。脳卒中の症状だった場合、対処が遅れれば命に関わる。
かつては改善しにくかったタイプのふるえも、今は違う場合がある。適切な治療に結びつけるために、知っておきたいことは次の内容だ。
■何科を受診?
「すべてのふるえは神経内科で診断できます」
ところが、冒頭の調査では、ふるえで初めて受診した科で最も多かったのが内科だった。精神科、外科もあった。地方都市では神経内科が少ないかもしれないが、ふるえで悩んでいるなら、神経内科を受診した方がいい。
■どういったふるえが治療の対象?