水で絞ったタオルで拭くのはNG…よくあるコロナ対策の間違い
新型コロナウイルスの感染経路の一つが、接触感染。ドアノブ、電気のスイッチ、手すり、電話の受話器、スマートフォン、机、椅子などにウイルスがいる場合、それを触った手で鼻や口、目などを触ると感染リスクが高まる。だから石鹸を使った手洗いが予防策として重要になるわけだが、家庭内感染防止のために併せて実施したいのが、掃除だ。
「感染防止清掃は、きれいにしてウイルスなどの微生物を殺すことが大切です」
こう言うのは、病院などの感染防止の清掃指導を行う「アムテック」代表の矢部要氏(医療環境管理士)。よくあるのが、水で絞ったタオルでテーブルなどを拭くこと。ウイルスは死滅していないので、タオルによってウイルスが広がってしまう。そのタオルで別の場所を拭けば、ますます広がる。
矢部氏は病院清掃の講習会をする時に、よく簡単なテストを出すと言う。それは、次のようなもの。
【問題】同じように汚れたまな板を、4つの洗い方で洗いました。
A.水洗い
B.中性洗剤