がんで胃を全摘 元プロレスラー田上明さんが一番心配だったこと

公開日: 更新日:

 酒とたばこ、暴食に加えて不規則な生活を好きなだけしてきただけに「俺が胃がんで全摘か……」としみじみ思ったね。一番心配だったのはやっぱり「酒が飲めなくなるのかな」ということ。主治医には「たしなむ程度なら」と言われたけど、ちょっと“脅し”を入れながら聞いちゃったから、無理やり言わせた感じ(笑い)。おかげさまで今も酒、たばこはがんがんやってます。少し量は減ったけどね。

 それまでケガで入院はあっても内臓の手術なんかしたことなかったから、手術前は「嫌だな」と思ったよ。でも実際は手術後の方が大変だった。食えないんだよ。ちょっと食ったら苦しくなっちゃうし、よく噛んで少しずつ食わないといけないから時間がかかるし。体重なんか110キロぐらいあったのに、95キロまで落ちちまった。

 1カ月弱入院して退院するとき、すごくラーメンが食いたかったけど、病院から「いつぐらいになったらこれは食べてもOK」っていう目安が書いてある紙をもらっていて、それによるとラーメンは半年から1年後だったんだ。悔しいけど、苦しい思いはしたくないからなるべくその紙に沿って消化のいいものから食べていったよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に