ジョギングは長寿に関係なし 断トツに死亡率が低かったのは…
「ジョギング・ランニング」「サイクリング」「水泳」「エアロビクス・体操・ダンス」「フットボール・ラグビー」「バドミントン・テニス・スカッシュ」の6カテゴリーに絞り、「過去4週間に15分以上続けたスポーツは?」「どの活動で、どれくらい汗をかいたのか?」といった質問を設けた上で、各スポーツをしていた人の死亡率をリサーチしたのです。
あくまで統計ですから断定はできないものの、「ジョギング・ランニング」を行っていた人は、他のスポーツを行っていた人と比較して「健康に有益」な結果が示されなかったそうです。
では、統計的に有益と判断できたスポーツは何か? それが「バドミントン・テニス・スカッシュ」のラケット競技です。
まったく運動をしなかった人と比べると、死亡率は47%も低かった。次点である水泳が28%低下ですから、断トツの結果と言えます。同じくラケット競技である卓球が、生涯スポーツとして広く親しまれていることを考えると、妙に腑に落ちるところがありますね。
さらに、心臓・血管など循環器における疾患に限っていえば、ラケット競技は死亡率59%低下という有意なリスク低下が示されたほどです。対して、「サイクリング」「ジョギング・ランニング」は、循環器疾患の予防効果に関しては効果が薄いことも分かったそうです。