著者のコラム一覧
堀田秀吾明治大学教授、言語学者

1968年生まれ。言語学や法学に加え、社会心理学、脳科学の分野にも明るく、多角的な研究を展開。著書に「図解ストレス解消大全」(SBクリエイティブ)など。

ジョギングは長寿に関係なし 断トツに死亡率が低かったのは…

公開日: 更新日:

「ジョギング・ランニング」「サイクリング」「水泳」「エアロビクス・体操・ダンス」「フットボール・ラグビー」「バドミントンテニス・スカッシュ」の6カテゴリーに絞り、「過去4週間に15分以上続けたスポーツは?」「どの活動で、どれくらい汗をかいたのか?」といった質問を設けた上で、各スポーツをしていた人の死亡率をリサーチしたのです。

 あくまで統計ですから断定はできないものの、「ジョギング・ランニング」を行っていた人は、他のスポーツを行っていた人と比較して「健康に有益」な結果が示されなかったそうです。

 では、統計的に有益と判断できたスポーツは何か? それが「バドミントン・テニス・スカッシュ」のラケット競技です。

 まったく運動をしなかった人と比べると、死亡率は47%も低かった。次点である水泳が28%低下ですから、断トツの結果と言えます。同じくラケット競技である卓球が、生涯スポーツとして広く親しまれていることを考えると、妙に腑に落ちるところがありますね。

 さらに、心臓・血管など循環器における疾患に限っていえば、ラケット競技は死亡率59%低下という有意なリスク低下が示されたほどです。対して、「サイクリング」「ジョギング・ランニング」は、循環器疾患の予防効果に関しては効果が薄いことも分かったそうです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動