小林幸子さん網膜剥離を振り返る 医師に「失明しますよ」と言われ頭が真っ白に…

公開日: 更新日:

 そして迎えたクリスマスの日、オイルを抜く手術を受け、それから1年半以上たちました。じつはまだ右目は元通りではありません。手術は成功して網膜剥離は治っているんですけど、色の見え方が左右で違います。

 初めてそれに気づいたのは、オイルを抜いて3カ月後ぐらいでした。もう視力がだいぶ回復したように思ったので、近所までクルマを運転して出かけたのです。信号待ちでふと「右目だけで見てみよう」と左目をつぶって信号を見上げたら、赤でも黄でも青でもなく、真っ黒でした。もうビックリしました。普通に見えると思ったのは、左目がカバーして見ていたので自然に見えていたんです。

 いまだに電気系の光だけがまだ少しモノトーンです。それ以外の色も左右で少し色みが違います。先生に聞くと「長年かかる人もいるんです」って。「それ早く言ってよ」と思っちゃいました(笑い)。

 でも、失明するかもしれなかったのですから、嘆くのではなく、見えることに感謝して生きようと思います。人生、健康がどれだけ幸せかってことですよね。元気なうちにやりたいことはやりたいですし、思い切り遊びたい。唯一の趣味がスキューバダイビングなので、できる環境になったらすぐにでも行きたい気持ちです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末