コロナ禍で死因はどう変化したのか 最新人口動態統計で比較

公開日: 更新日:

 循環器疾患全体では29万329人(同1万786人増)でとくに「心疾患(高血圧性を除く)」の17万3888人(同8180人増)が目立った。脳梗塞などの脳血管疾患は8万5645人(同1525人増)だった。

「腎不全」の2万3531人(同1566人増)を含めた、「腎尿路生殖器系の疾患」は3万7938人(同3396人増)となった。

アルツハイマー病」は1万8705人(同1767人増)で、運動不足が大きなリスク要因でもある「糖尿病」は1万1859人(同485人増)。「自殺」は1万7114人(同501人増)となっている。3月は一年間で最も自殺者数が多い月であり、いまは景気の先行きが不安定なだけに心配だ。

 目立つのは「老衰」の12万3426人(同1万6673人増)。厚労省が発行する「死亡診断書記入マニュアル」によると、老衰とは高齢者で、ほかに記載すべき死亡の原因がない、いわゆる自然死とある。以前とは異なり医療現場では高齢者は無理して治療せず、自然な死を受け入れるようになったせいとされるが、それだけが原因なのか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ