人の血液型はどう決まるのか 遺伝子の組み合わせは6通り
血液型の遺伝は、単純なメンデルの「遺伝の法則」に従います。しかし血液型は4種類、遺伝子の組み合わせは6通りあるため、かなり複雑な関係になります。たとえば、父親の遺伝子がAO、母親の遺伝子がBOの場合、子供の遺伝子はAO・BO・AB・OOの4通りの可能性がありますから、血液型はA型、B型、AB型、O型のどれかになるというわけです。あるいは、AB型同士の夫婦からはO型の子は生まれません。
ただし自分の遺伝子の組み合わせがどうなっているかは、普通の血液型検査では分かりません。自分も妻もA型だが、子供がO型だったとすれば、自分も妻も遺伝子はAO型、ということになります。しかし子供もA型だったとしたら、自分も妻もAAなのかAOなのかは分かりません。