足首をひねった…歩けるけど痛い 病院に行くべき症状は?
足首をひねって病院に行くべき症状は、ひとつは「骨折」です。ひねった患部が5~30分以内にパンパンに腫れて、内出血をしますから見た目にも明らかです。次に「靱帯を痛めた」場合で、こちらも少なくとも1時間以内に患部が腫れて、そのあとに内出血によって赤黒くなります。
いずれも痛みは強いことが多いといえます。しかし、靱帯を痛めているケースでは、一定数痛みを我慢できる患者さんがいます。そのため、「痛みがなくて腫れている」「腫れもなく痛みも強くないけれど、歩くと痛い」といった場合でも、靱帯が傷ついて骨と筋肉をつなぐ組織である靱帯を痛めている可能性があります。我慢すれば損傷が広がってしまいますので、自己判断せずに診察を受けてレントゲン検査をしてもらいましょう。
また、「捻挫だと思っていたら痛みが引かない」と診察してみたら、骨折だったこともあります。捻挫とは、つまずいたり、転んだりして足首を内側にひねった際に関節に力がかかって、靱帯や腱、軟部組織などが損傷するケガですが、内側にひねった勢いで靱帯が骨を剥がしてしまい「剥離骨折」も伴うケースがあります。