完治まで1年かかることも…中高年は足首捻挫を甘く見ない

公開日: 更新日:

「捻挫なんてよくあるケガで、たいしたことない」。若い人はそう考えがちだが甘く見てはいけない。とくに中高年は注意したい。足首の硬い中高年は靱帯に引っ張られた骨が折れたりはがれたりして思わぬ重傷となることもある。中には自由に動き回れるまで1年近くかかるケースもあるというから恐ろしい。「みずい整形外科」(東京・祐天寺)の水井睦院長に聞いた。

 先日、日本共産党志位和夫委員長は散歩中に転倒、右くるぶしを骨折して全治1、2カ月の外傷を負ったという。志位委員長の場合は状況の詳細はわからないためそうとは言えないが、くるぶしの骨折は足首の捻挫が原因で起こることが少なくない。

「足首の捻挫は足首を正しい位置に保つための靱帯が断裂したときに起こります。整形外科では比較的頻度が高い外傷です。足首の関節は構造上、上下には動かしやすいものの、左右に動かしづらい。それでも横方向では比較的外側より内側に大きく動きます。捻挫しやすいのは内側にひねった場合です」

 実際、捻挫でもっとも多いのがつま先が下を向いた状態で足首を内にひねる「内がえし」。石を踏んだり、歩道の縁石を踏み外したときなどに起こりやすい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    カブス鈴木誠也が電撃移籍秒読みか…《条件付きで了承するのでは》と関係者

  2. 2

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  3. 3

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  4. 4

    薬物疑惑浮上の広末涼子は“過剰摂取”だったのか…危なっかしい言動と錯乱状態のトリガー

  5. 5

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  1. 6

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  3. 8

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  4. 9

    松田聖子は雑誌記事数32年間1位…誰にも負けない話題性と、揺るがぬトップの理由

  5. 10

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ